ヨコミネ式の幼稚園に子供を通わせて半年。ヨコミネ式に行かせてみた感想と子供の様子。
ヨコミネ式(横峯式)幼稚園・保育園をご存知ですか?
横峯さくらの叔父である横峯吉文(よこみね よしふみ)氏が提案するヨコミネ式教育法を取り入れた幼稚園・保育園のことです。
ヨコミネ式教育法の特徴は、「子どもはみんな天才」という考えをベースに、子供たちのやる気を引き出して様々なことに挑戦させるというところです。
実は今話題のフィギュアスケートの紀平梨花選手が通っていた幼稚園も、ヨコミネ式の幼稚園なんです。
もとは鹿児島にある保育園でやり始めたヨコミネ式を、今では全国の100か所以上の幼稚園・保育園がヨコミネ式教育法を取り入れています。
私はヨコミネ式教育法を実践している幼稚園に子供を通わせています。
3歳前からヨコミネ式幼稚園に通いだした長女の半年の様子と私自身の感想をお伝えします。
ヨコミネ式幼稚園・保育園の特徴は?どんなことをするの?
ヨコミネ式教育法では、心の力・体の力・学ぶ力の3つの力を身に着けさせます。
子どもはみんな、「真似したがる」「競争したがる」「ちょっとだけ難しいことをしたがる」「認められたがる」ので、そのもともとの特性を生かして色んな課題に挑戦させます。
実際にヨコミネ式の幼稚園・保育園ですることを挙げてみました。
- 毎朝20分走る。
- 読み・書き・計算をする。
- そろばんを習う。
- 倒立・側転・逆立ち歩きをする。
- 挨拶・お返事・礼などをしっかりする。
- あらゆることを競争させる。
- 全員10mでも泳げるようにする。
- 男の子はレスリングをする。
- 鍵盤ハーモニカで絶対音感をつける。
※ヨコミネ式の保育園・幼稚園でも、すべてをしているとは限りません。実際に取り入れていることは、各幼稚園・保育園に問い合わせてくださいね。
ヨコミネ式教育法はスパルタなの?
ヨコミネ式の幼稚園に通わせているというと、「スパルタなんでしょ?」と聞かれることが結構あります。
面倒なので「そうそう、スパルタ。」と答えていますが、実際にはさほどスパルタと感じていません。
ヨコミネ式教育法の中で、「甘やかし・溺愛は子供のためにならない」という考えがあるので、幼稚園でも子供を甘やかしてくれることはありません。
ですが、鬼のような先生ばかりかというと、そうでもありません。
ただ、優しい先生ばかりではないです。実際。
確かに、実際に倒立の練習風景を目にしたときは、私も「軍隊のようだな」と思いました。
ですが、私の娘に関して言えば、「ハイ!」と大声で返事をして倒立の練習をすることと自体、楽しんでいるようです。
幼稚園から帰ってきては「今日はブリッジをしたよ。こんなんできるようになったよ。」と嬉々として披露してくれます。
ヨコミネ式幼稚園・保育園では脱落者が多い?
ヨコミネ式教育法の幼稚園・保育園では、ついていけなくて途中で退園する子が多いという話も聞きました。
実際に通ってみて、半年間で退園した子供は2人いました。
1人は毎日よく泣いていたようです。もう1人は親の事情で辞めたようです。
また、同じ幼稚園に途中まで通って辞めた子供本人から話を聞く機会もありました。
既に小学生になっていましたが、ヨコミネ式幼稚園が合わなかったようで、2年通ってから公立の幼稚園に転園したようです。
「ヨコミネ式の幼稚園は嫌だったから毎日泣いたの。」と聞かされた時は、正直幼稚園選びを考え直そうかと思いましたが、無理なら転園させようと思って今の幼稚園に通わせました。
娘の場合は、ヨコミネ式の幼稚園に合っていたようで、楽しく通っています。
ヨコミネ式の幼稚園のメリット・デメリット
ヨコミネ式幼稚園に長女を半年間通わせてみて気づいたメリット・デメリットをまとめました。
ヨコミネ式の幼稚園に半年通わせてみて感じたメリット
- 倒立・ブリッジなど、できることがどんどん増えていく。
- 宿題が出る(ぬりえみたいな簡単なもの)ので、勉強習慣が身につく。
- 「ハイ」と返事することが増えてきた。
- 今まで片づけとか全然できなかったのに、急におしりが軽くなってやり始めた。
- 意外に歌ったり、粘土したり、自由に遊ぶ時間もあった。
- 自分で着替えたり、幼稚園の準備をしたり身の回りのことも徐々にできてきた。
ヨコミネ式の幼稚園に半年通わせてみて感じたデメリット
- 先生の仕事量が多すぎるためか、先生の入れ替わりが激しい。
- カリキュラムが多く園児も多いので、ケガや事故など目が行き届きづらい。
- 途中から転園してきた子は結構大変かも。(それでも転園してくる子は多い)
- 3月生まれで身体が小さい子などはついていくのが大変そう。
- どんなにヨコミネ式を取り入れていても本家本元の鹿児島の保育園にはかなわない。
ヨコミネ式幼稚園に子供を半年通わせた感想。
最初は、私はヨコミネ式の幼稚園への入園はあまり乗り気ではありませんでした。
幼稚園の時は、自由に遊んだり、歌を歌ったり、粘土をしたり、、、という時間が大切なのではないか?と思ったからです。
ヨコミネ式の幼稚園は詰め込み式なのではないかと、結構心配していました。
結局、家から近いということで通わせてみたのですが、今ではヨコミネ式の幼稚園にしてよかったと思っています。
最初こそ通園時に泣いたものの、今では幼稚園が楽しいようですし、他の幼稚園を知らないのでお勉強も嫌がることなくやっています。
家でも「お勉強して遊ぼう」と言ってドリルなどをやらせていますが、抵抗なくやっています。
また、娘は運動神経が悪いのではないかと心配していたのですが、幼稚園に通わせてから運動神経が少しずつ良くなっているように感じます。
走るのも速くなってきました。これらのことをすべて楽しみながらするというところに、一番のメリットがあったように思います。
ヨコミネ式教育法がわかるおすすめ書籍
ヨコミネ式教育法は、テレビでも何度も取り上げられて話題になっています。
横峯吉文氏が出す書籍yDVDもたくさんあるので、ヨコミネ式教育法に興味がある方は一度参考に読んだり観たりされると良いかと思います。
以下に代表的な書式・DVDを紹介します。
ヨコミネ式教育法書籍
天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ
子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条 (宝島社新書 312)
ヨコミネ式教育法DVD
また、ヨコミネ式教育法ができるにあたって、横峯吉文氏の考えの基礎を作った書籍がこちらです。
この本を読むことで、何かと誤解を受けやすい横峯吉文氏の考えの根本を知ることができると思います。
非行の火種は3歳に始まる―親が泣かない25の鉄則 (PHP文庫 ア 4-1)
以上が、ヨコミネ式教育法を取り入れた幼稚園に半年間娘を通わせてみた感想です。
これから更に1年、2年と通ってどうなったかもまた、記事にしていきたいと思っています。
ヨコミネ式幼稚園・保育園を検討されている方の参考になれば幸いです。