ランドセルは紫!と言っていた娘が茶色いランドセルを選んだ理由

ランドセルは紫!と言っていた娘が茶色いランドセルを選んだ理由

来年小学生になる娘。まだ半年近くありますが、すでにランドセルを買いました!
買ったランドセルの色はブラウン!
少し紫がかったような濃い茶色です。

「ランドセルは茶色にしたよ」と女の子がいるママ友に言うと、「いいなあ!茶色選んでくれたんだ!」と言うママが本当に多い!
親としては明るいピンクや水色や紫より、落ち着いた色のランドセルにしてほしいな、というのが本音ですよね。

とはいえ、うちの子も、最初から茶色を選んでいたわけではありません。
そこには親の涙ぐましい(?)ちょっとした工夫がありました。それをご紹介します!

1,子供が決めた色を否定しない

年中さんの時は、「ランドセルは紫にする!!」と言っていた娘。
既に心に決めていたランドセルは、CMで見たアン〇カのライトパープル。
いや~、大手だし安心のランドセルだと思うけれど、結構高いし、色がカラフル~~~~。

茶色がいいなあ、と思っていた私とは全然違う方向に向かって盛り上がっている娘
まずは、ここで「え~紫?ダサいよ。茶色は?」などと安易に言わないことが大切です!

とはいえ、「それを買おう!」とも言えないので、
「え?アン〇カって何?光るの?へ~知らなかった。紫がいいんだね。紫好きだもんね~。」
などと、賛成も反対もせずに、子どもの意見をただただ受け入れていました

ランドセル

2,ほかの色で盛り上がっているときはしばらく放置する

お友達と「私は紫!」「私も薄い紫にする!」「一緒だね~」と盛り上がっているときは、ラン活は控えていました。
ただ、他の選択肢も色々あるんだということを伝えるために、幼稚園で貰ってくるカタログなどを一緒に眺めて、「これもいいね~」などと話していました。

ただ、この時も他の色に誘導しなくて大丈夫です。
「紫も素敵だし、この赤いのもお母さん好きだな」
「お母さんは、この種類だったら紺がいいけど、この種類だったら赤か茶色だな」
みたいに、いろんなランドセルを褒めて、紫は素敵だね、でも他にも色々あるんだね。と他の選択肢もあることを伝えるだけです。

この時も、子どもがピンクのランドセルを「これにする!」と言ったりしていました。
紫よりは素敵な濃いピンクでしたが、8万円する代物だったので「わ~素敵だね~」と言うにとどめていました。
「高すぎる」「飽きるよ」など否定する言葉は使わないようにした方がいいです。(思わず「高っ!」と言ってしまいましたがw)
「ランドセル選びが楽しいもの」という気持ちを植え付けるために、子どもの気持ちを否定せず、「素敵素敵~」と短時間盛り上がるだけにとどめました。

3,女の子の写真を使って、他の色へさりげなく誘導

娘は、ファッションやおしゃれにも興味がある方です。
休みの日は絶対ワンピース!今日着る服は自分で選びたい!など、こだわりもあります。
なので、親が「これがいいんじゃない?」と言っても自分なりに納得しないと変えることはないだろうと思っていました。

だからこそ、ランドセルも「自分で選んだ!」と思わせることが最重要ポイントです。
どうすれば落ち着いた色を選んでくれるか、考えに考えた作戦が「茶色のランドセルの方が、可愛い服がもっと素敵に見えるんじゃない?作戦」です。

まず、「茶色いランドセルを背負って、可愛い服を着た女の子」の写真を集めました。
写真は、WEARのアプリを使いましたが、ランドセルの販売サイトから集めてもいいと思います。
例えばこんな感じ。

 

 

COCO♡HARU さんの「フラワーチュールスリーブワンピース(Catherine Cottage)」を使ったコーディネート
WEAR@COCO♡HARU
ayanohitomiさんの「リボン付きジャガードアンサンブル(CHOPIN)」を使ったコーディネート
WEAR@ayanohitomi

そして、「可愛い色のランドセルを背負った、落ち着いた服を着た女の子」の写真も集めます。
こんな感じ。

nikoさんの「【Champion】ロゴ刺しゅうコーデュロイキャップ(LOVETOXIC)」を使ったコーディネート
WEAR@niko
taaoさんの(riziere)を使ったコーディネート
WEAR@taao

そして、「ねえねえ、お母さんわかっちゃったんだけど」と話しかけました。
「この写真見て!
可愛い服を着ている子は、なんか茶色とか紺とか、オトナっぽい色のランドセルを背負ってると服がもっと素敵に見えるみたいなのよ。
ピンクとか紫とか可愛い色のランドセルを背負っている子って、なんか服はカッコよい服や、シンプルな方が似合うみたい。
可愛い色のランドセルだと、〇〇(子供の名前)の可愛い服があんまり目立たないかもってちょっと心配になっちゃった。」

この時、娘は「あ~そうか~」などとちょっと納得してくれましたが、お子さんによっては納得しない子もいると思います。
でも、ここでもゴリ押しせずに、「ちょっと気づいたからお知らせしました」のスタンスで、母は茶色押し!というのを前面に出しすぎないことが大切です。
あくまでも、「ちょっとだけ心配しています」という感じにとどめておきます。
これでも茶色や紺のメリットは理解してもらえているはずです。

4.茶色や紺でも可愛いものがあることを知ってもらう

娘は、前年度の2月(入学より1年以上前です)に、百貨店で売れ残っていたセール品の中からランドセルを選びました。
しかも、その日はランドセルを選ぶつもりは全くなく、たまたま通りかかったランドセルコーナーで「これがいい!!」と言い出したのです。
親としては、正直かなり驚きでした。
まず、1年以上前に買うことに抵抗がありましたし、セールで半額以下、しかも現品限りだったので、「これでいいの?!」と思いました。

ですが、それ以上に娘が選んだランドセルが濃いブラウンで、しかもかなり気に入っているのを知って、よし!と決意して購入しました。
主人も1年以上前の購入に多少抵抗感があったようですが、結局娘の希望と私の後押しで購入しました。

なぜ娘が茶色のランドセルに飛びついたか。
そのひとつに「茶色だけれどデザインが可愛いランドセルだった」ということが挙げられます。

娘が買ったランドセルは、「シャーリーテンプル」というブランドのランドセルです。
「シャーリーテンプル」は、お姫様のようなポップで可愛いメーカーで、女の子が大好きなカワイイ!!を追求しています。
私自身は実は全く好みではないのですが、それでも茶色いランドセルに決めてくれたのは、「シャーリーテンプル」のおかげかなとも思っています。

また、このランドセルは見た目はけっこうシンプルですが、中を開くとカワイイ!!!
「シャーリーテンプル」らしさが出ているので、「そこがいいね」と色んな人に言ってもらえました。

シャーリーテンプル ランドセル

シャーリーテンプル ランドセルキーホルダー

 

6.ランドセル以外のアイテムで自分で選んだ気持ちを尊重する

ここからは私は使わなかったのですが、効果がありそうな誘導方法を紹介します。

我が家の場合は、娘も納得して自分で茶色を選んでくれました。
しかし、そううまくいかない場合もありますよね。

そんな時は、「まずは、他のカバンや服を可愛くしよう!」と他の物を買いに行くのもいいかなと思います。
例えば一緒に持つレッスンバッグやランドセルカバー、傘、水筒などのスクールグッズを自由に選ばせたり、入学式の服や通学用の服を選ばせたりして、ある程度満足させるのです。

色々自分で選んだうえで、「この服(鞄)になら、ランドセルは〇〇色がいいんじゃない?」と提案してみるのはどうでしょうか?

7.あえて他の選択肢は見せない!

ある程度誘導したい色やメーカーがある場合は、あえてほかの選択肢を見せないことも大切です。
とはいえ、子供番組を見ている子はCMでバンバン洗脳されてしまうので、ちょっと難しいかもしれません。

ただ、実際にランドセルを決めるときには、あまり選択肢が多いのはおすすめしません。
あまり多すぎる選択肢からは、子どもはなかなか選べないからです。

実際に手に取りたい、背負ってみたいということもあるでしょうが、あえてネットで候補だけを見せる、というのも一つの手です。
それが決まってから実際のものを1回だけ見に行くというのはいいかもしれませんが、その際にも、いろんなランドセルがある特設会場ではなく、そのメーカーのものだけが見られる場所で、決まった商品を背負いに行くというスタンスで行くのがいいかと思います。

また、ランドセルが決まった後も、ランドセル売り場には近づかないのが賢明です。

8.茶色を購入したお友達がいたら、見せてもらう

やっぱり、最終的には子ども同士の影響が一番大きいと思うので、誘導したい色のランドセルを買った子が近くにいたら、おうちまで行って見せてもらうのがいいかと思います。

実際に、私も友達に「茶色のランドセルを選んでほしいけど、紫って言ってるの。」と相談されたので、自宅に来てもらってランドセルを見せたところ、本当に茶色のランドセルを選んでくれたことがありました!
親が色々言うより、子ども同士で「いいな」と思えば採用してくれるようです。

9.全くうまくいかなければ諦める!

色々と方法を書きましたが、これらは子供が納得してその色を選んでもらうための誘導です。
うちの場合は有難いことにうまくいきましたが、これらの誘導をしてみても、強固に自分のカラーを押し通すお子さんの場合は、すっぱり諦めた方がいいかなと思います
最終的に、ランドセルを背負って学校に6年通うのは子供自身ですから、子どもを全く置き去りにしてランドセルを選ぶと後悔するのではと思います。

あくまでも自分で「これがいい!これにする!」と選べるようにするために、少しでも参考になれば嬉しいです。

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