小児科選びのヒントに。子供のかかりつけ医を変更!めちゃくちゃ評判の良い小児科をやめたワケ。
小児科の選び方って難しいですよね。
実際に何度か通ってみないと、小児科の良さ・悪さってわからないと思います。
私は、3歳の娘をずっと通わせていた、評判の良い小児科を、わけあって途中で別の小児科に変えました。
ずっとお世話になっていた小児科を変えたワケと、その後についてまとめました。
小児科選びのヒントになればと思います。
最初に通っていた小児科。評判の良さは折り紙付き。
最初に通っていた小児科は、家のすぐ近くにある、大変評判の良い小児科Aでした。
子供ができる前から「あそこの小児科が近くにあってうらやましい。」と言われたくらいです。
子供ができて実際に通ってみると、先生(女医)は優しいし、スタッフさんも全員笑顔で気配りできて、本当に良い小児科でした。
いつ行っても患者さんで溢れかえっていますが、インターネットで予約が取れる上に、順番が来るまで家で待機していても良いので、近所から通うには最適です。
本当に人気があって、午前診は毎日2時くらいまで長蛇の列でした。
その小児科Aに子供を通わせながら、「こんなに信頼できる小児科がすぐ近くにあって、なんて安心なんだろう。」といつも思っていました。
初めて小児科Bに行ったきっかけは、木曜の午後診。
現在通っている小児科Bに初めて子どもを連れて行ったきっかけは、木曜の午後診でした。
たまたま高熱が出て、薬が欲しいと思ったときが木曜の午後だったので、木曜の午後に診療をしている小児科を探したのです。
木曜も午後診をしていたのは、小児科B。
自転車で10分くらいの距離にある小児科でした。
「とりあえず、今日だけ行ってみよう。」と、軽い気持ちで小児科Bに行ってみました。
初めて他の小児科に行ってみた感想。
初めて小児科Bに行った感想としては、「まあこんなものか。」という程度でした。
先生(男)はハキハキと喋って、しっかり説明をしてくれましたし、薬も貰えたので安心しましたが、特に小児科を変えようという気持ちは全く芽生えませんでした。
ただ、予約を取っていなかったのに、すぐに診察を受けられて、「こんなに空いている小児科があるのか?!」と、そこはかなりビックリしました。
小児科Aでは、いつも早い時間からネットで予約を取って、それでもすぐにいっぱいになって午後診になってしまうのに、小児科Bは同じネット予約を直前でも取ることができるのです。
「人気ないのかな~?」くらいに思いながら、それでも悪い小児科じゃなかったな~という程度の感想でした。
対極的な小児科。薬をたくさん出す小児科Aと、ほとんど薬を出さない小児科B。
小児科Bが、あまりに空いていることに衝撃を受けた後、単なる風邪程度であれば、小児科Bも使ってもいいかな?という気持ちが芽生えてきました。
いつも、小児科に行くために長時間待って、処方箋をもらうのにまた待って、さらに薬局で薬を待って・・・と、かなりの時間と労力が必要でした。
ちょうどそのころ下の娘が生まれ、時間の余裕がなくなって、2人を連れて小児科で待ち続けることが大変になったので、少し遠くても小児科Bへ行こかなと思うようになりました。
そんな時、ちょっとした出来事がありました。
長女(当時2歳)と次女(当時0歳)が、立て続けにインフルエンザにかかったのです。
長女はインフルエンザの予防接種を受けていたにも関わらず、高熱が何日も続き、看病も大変でした。
次女は小さかったので予防接種は受けていませんでしたが、5日後に高熱を出し、インフルエンザがうつっていることがわかりました。
その時、たまたま長女は小児科A、次女は小児科Bにかかることになりました。
そこで、小児科によって薬の使い方が全く違うということがわかりました。
というのも、これまで小児科Aでは、長女のインフルエンザにはタミフルを使い、タミフルが合わずに使えなくなった時は、リレンザという点滴薬を入れていたのです。(リレンザに関しては入れるかどうかの判断は親に任せますと言われましたが)
それでも長女はなかなか熱が下がらず、インフルエンザは猛威をふるっていました。
ところが、小児科Bに次女を連れて行ったところ、インフルエンザにも関わらず、でたのは漢方薬だけ。
先生いわく、「時間がたてば治る病気なので、大丈夫。」と。これには驚きました。
しかし、長女と次女のインフルエンザが治る早さは全く変わりませんでした。
抗生物質を出す頻度が全く違う小児科AとB。
そうして、数か月の間は、小児科Aと小児科Bの両方を使いながら、両方の長所と短所を比べていきました。
そして、数か月後、完全に小児科Bに移行することにしました。
かかりつけ医を小児科Bにした大きな理由は3つあります。
- 空いているので、行きたいときに予約が取れる&院内処方で待ち時間が少ない。
- 質問をしたことに対して、ドクターが誠意をもって説明をしてくれる。
- 抗生物質を多用しない。
抗生物質の多用については、小児科Aに通っていた時から薄々疑問に感じていました。
小児科Aでは、抗生物質が本当によく出ました。
風邪で高熱が出たら、とにかく抗生物質を出すので、こんなに飲んでていいのかな?と不安に思っていたのです。
小児科Bになってから、検査をして細菌感染か、ウイルス感染かを調べて、抗生物質で効き目が出る細菌感染の場合のみ、抗生物質を出してくれます。
しかし、実際に検査をしてみると、ウイルス感染がほとんどで、細菌感染はあまりありません。
これまで抗生物質を飲み過ぎていたなあと思います。
またある時、高熱が出た長女を検査すると、耐性菌というのが発見されました。
これは、抗生物質を過多に摂取すると生まれてくる菌なのだという説明を受け、これまで多用していたことが原因かもしれないなと思いました。
(ドクターの説明では、耐性菌を持った人からの感染の可能性もあるということでしたが。)
最小限の薬でなんとかなる安心感。
小児科Bにしてから、すべてが良くなったかというと、そういうわけでもありません。
小児科Aでずっと出し続けてもらっていた便秘薬を処方してもらおうと、ドクターにお願いしても、あの薬は長期服用すると問題があるから、と出してくれなかったりしました。
娘にはその薬がとてもよく合っていたのでその時は小児科Aに、便秘薬だけを出してもらいに行ったりもしました。
しかし、現在はその便秘薬も使用しなくなり、小児科Bだけでうまくいっています。
長女も次女も喘息がわかり、小児科Bで経過を診てもらっていますが、最低限の薬しか出さない小児科だという認識があるので安心感があります。
小児科Aも決して悪かったわけではないと思っています。
何かあった時のために、最大限の予防措置をとっているのだと思います。
ただ、私にとっては、小児科Bの方が合っていただけだと思います。
今は、小児科Bに通いながら、子どもに多い風邪や胃腸炎などとの付き合い方もわかってきました。
私の場合、の小児科の選び方ですが、誰かの参考になればと思います。